エルヴィン役の声優・小野大輔さんがNHK-FM「ミュージックライン」にゲスト出演！
10月19日にリリースしたミニアルバム「Sounds of Love」のお話と、声優として役作りで大切にしていることを話してくださいました。
小野さんがエルヴィンの役柄についてたっぷり語ってくださるのは久しぶり…！！
愛溢れるトークに思わずうるうるしました。。
文字起こししましたので是非是非ご覧ください＾＾
「エルヴィンの幸せを分かってあげたい」小野さんミュージックライン出演
番組情報
リンク：ミュージックライン
ミュージックラインは、南波志帆さんがパーソナリティをつとめる音楽番組。
小野さんは、2022年10月31日（月）放送回に出演されました。
11月7日までNHKラジオのアプリ「らじるらじる」で無料で聞けますので、ぜひ生の音声を聞いてみてください…！
小野さんのお話もですが、パーソナリティの南波さんの癒し系の声とリリカルな表現力にも魅了されますよ。
小野さんトーク文字起こし
NHK-FM「ミュージックライン」10月31日（月）放送回より。
南波志帆さん（以下、南波。敬称略）
小野大輔さん（以下、小野。敬称略）
※基本的に原文に忠実に文字起こししていますが、「あの」「その」などは適宜省略しています。
以下の文字起こしは、番組の39分25秒〜です。
南波
今まで『進撃の巨人』のエルヴィン団長や、『魔入りました！入間くん』のナベリウス・カルエゴなど、凛々しい声のキャラクターをたくさん演じてきていて、他にもコメディなど幅広い作品にご出演されてきて、毎回新しい役に挑む時ってどのようにアプローチしていくんですか？
小野
あ〜〜〜〜そうですね〜〜〜〜。あの〜〜いつも最初に考えるのは「その役の幸せ」。
南波
その役の幸せ？
小野
ですね。んーーーあのそうですね、『進撃の巨人』のエルヴィン・スミスだと、あのね、あの人最初分かんなかったんですよね。何を考えてるのか。
南波
確かにそういう役どころでしたもんね。
小野
はい。なぜ調査兵団にいるのか、なぜ戦っているのか。
「心臓を捧げよ」という言葉を、彼は兵団の団員たちに投げかけるんですけど、何かその先にある「巨人を倒す」ってことの先を見ている気がしたんですよね。でも劇中ではなかなか語られないというところで。
んーーーーどうしようと、自分の中でも探ってました。
でもこの人の幸せってもしかしたらシンプルに「知りたい」なんじゃないかと思って。「巨人が何者なのか」ってところが知りたいんじゃないか。
「人類のために巨人を駆逐する」が表向きには見えていたと思います。みんなそう信じていたと思います。
でもこの人もしかしたら自分以外の誰かのためってこと以上に、「自分が知りたい」という欲のために生きてるんじゃないかなと思って。
で、それが劇中で進んでいくと実は語られて、合ってたんですよ。
南波
いや合ってますよね、今お話聞いてたら。
小野
はい、父親の仮説を証明するために生きてたんですよね。
南波
そういう結末でしたもんね、エルヴィン団長。
小野
はい、とにかく知りたい。
南波
はーーーじゃ正解だったんだ。
小野
彼にとってそれが幸せだったんですよね。
でもその幸せに突き進む中で、「仲間のことを想う」ってことももちろん嘘じゃなくって。それも彼にとっての使命であり生きる意味ではあったんです。
でもその一番先にあるのは自分の幸せ、「知りたい」だった。
南波
いや、すご、なんでそんな的確に読み解けたんですかね？
小野
それはでもちょっとずつヒントがあったんだと思います。
「君には何が見える？」ってエレンに問いかけているときは前を見据えているんですよ。エレンを向いてるんじゃなくて。どこか先を見てるんですよねあのコマって。アニメでも描かれてますけど。てことは、もしかしたら巨人を倒すことの先を見てるんじゃないかなって。
南波
すごーーい。
小野
だからちょっとずつヒントがあって。それを頼りに、幸せをこう自分の方に引き寄せてくるみたいな感覚でよく役を作ってますね。
南波
それをこう何個もというかすごい数をやられてきて、どんどん精度が上がるというか、なんか占い師みたいになれるんですかね？
小野
あははは。
南波
最初に人格判断というか、的確じゃないですか？ほんとに。
小野
ですかね〜でもこれって『進撃の巨人』が一番難しかったんです。語られてなかったから。
あのね、実は語られることが多いんですよ、ちゃんと。ちゃんと読んだらちゃんと分かるはずなんですよね、その人の幸せっていうのが。
カルエゴだとやっぱり生徒のためなんですよね。あの人全く自分のために生きてないんで。だから教師っていう役職についてるんでしょうし。どこまでも厳しいのはどこまでも優しいだろうなと。生徒のことしか考えてないんだろうなって思うと、あの厳しくできるんですよ逆に。ふふふ。
南波
確かに厳しいって愛ですもんね。
小野
そうなんです。なんとも思ってなかったらあんな声荒げないんで。とか、全部に意味を持たせられるんですよね。
南波
すごい話ですね〜。
小野
いやいやいやいや。
南波
キャラクターにとっての幸せをいつも追求して。
小野
いやでも自分が演じるんだったら自分の役に幸せになってほしいじゃないですか。
南波
いや確かに〜〜〜。
小野
うんうんうんうん。そうですね。演じる役の一番のファンでありたいとも思っていて、だったらこの人の幸せをわかってあげて表現してあげたいなっていつも思っています。
南波
小野さん良い方ですね〜〜。
小野
いやいや何をおっしゃいます。
南波
心優しき〜〜。
小野
とんでもないですよほんと。
南波
素晴らしいです。
小野
いやいやあの結局自分が幸せなんですよ。その人の幸せを演じ切ることができたら、表現できたら。そんなふうにしてそっか20年ぐらい経ったんですね。
南波
良い幸せの連鎖ですね、なんだか。
小野
うん、そうなっていると嬉しいです、はい。
（文字起こし終わり）
おまけ：ループタイをしている小野D…！
皆さん、いかがでしたか。
いやはや、、、マジで小野さん、、、あなたがエルヴィンを演じてくれて本当に良かった、、、
「その人が何に幸せを感じるか」っていう観点から役作りをするってすごくないです？？
全く想定していなかった答えがきて正直めちゃくちゃ驚きました。
「演じる役の1番のファンでありたい」っていうのも何というか、、、本当に嬉しいですよね、、、
今これを書きながらうるうるしています。
神谷さんも小野さんも、役作りにとても真摯な方。
そんなお二人に担当していただけてエルリ幸せだね（泣）
フォロワーさんに薦めていただいた小野さんのミニアルバム「Sounds of love」もとっても素敵な曲たちなのでリンク貼っときますね。
こちらは表題曲。ゴスペラーズの大ファンの小野さんがオファーして作ってもらった曲だそう。
おおお、ゴスペラーズだ…！！
そしてみんなたち、お気づきになっただろうか。
ミニアルバムのジャケットで、小野さんがループタイをつけていらっしゃるのだ。
おおお小野さんがループタイ、、、、！
その組み合わせは反則じゃて、、、、！！！
ゴスペラーズ曲以外にも、上田麗奈さん・羽多野渉をゲストに迎えたり、とっしー（豊永利行さん）作詞作曲の曲があったりと聴きどころ満載のミニアルバムになっています。
とっしー曲めちゃくちゃ笑ったw
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